ARM「孫正義」を離れ、アップルに抱かれるか

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ソフトバンクが半導体設計企業のARMを売却することを検討中であることが分かった。 自社設計チップセットをコンピューターまで拡大しようとするアップルが、買収候補になりかねないという見方が出ている。

ウォールストリートジャーナル(WSJ)は、ソフトバンクがARM全体の売却、部分売却、企業公開(IPO)などを考慮していると13日(現地時間)報道した。

現在、ゴールドマンサックスが初期段階で諮問を行っている。 財務的投資家や関連企業が関心を持っているかどうかもあまり知られていない状況であり、状況によってはソフトバンクが何の動きもなく現在の状態を維持することもあり得ると、WSJは予想した。

ソフトバンクは2016年ARMを320億ドル(約38兆ウォン)で買収した。 ソフトバンク史上最大規模の買収合併だった。 当時、ソフトバンクの孫正義会長はARM買収を「パラダイムシフトと言うほど大きな意味を与えた。 モノのインターネット(IoT)分野で新しい成長チャンスが訪れるだろう」と展望した。

ソフトバンクがARM売却に乗り出すのは大きく2つの理由と解釈される。 まず、最近のソフトバンクの実績悪化で資金の輸血が必要になった。 ソフトバンクは1~3月に1兆4381億円(約16兆5000億ウォン)の赤字を出した。 史上最悪の赤字だ。 財務構造の改善に向け、Tモバイルの売却も検討しているという。

また、買収後、ARMの実績が大きく伸びなかったという点も挙げられる。 IoT分野は依然として可能性が高い市場に挙げられるが、本格化していない。

ソフトバンクはARM売却代金を410億ドルと考慮していると、WSJは伝えた。

ARMは低電力基盤の半導体を設計する会社だ。 現在、世界のスマートフォンに搭載されているアプリケーションプロセッサ(AP)は、全てARMの設計を基盤にしている。 クアルコムSnapdragon、サムスンExynos、アップルのAシリーズチップセットはすべてARMにライセンス費用を払って設計を使う。

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業界ではアップルがARM買収に関心を持つ可能性があると見ている。 アップルは最近、自社製作のAシリーズチップセットをMacに拡大すると発表した。 iPhone、iPad、Apple Watchに続き、MacラインナップまでARMの設計を基盤にした「アップルシリコン」チップセットを使うということだ。 自社製作チップセットが増えるほど、ARMに支払うライセンス費用もかさむしかない。 そのため、ARMが売りに出されれば、アップルが関心を持つだろうと見込まれている。 アップルは2006年からARMにライセンス費用を支払ってきた。

ITメディア「ナイントゥファイブマック」は、「ソフトバンクがARM売却を決心すれば、アップルが買収に関心を持つ可能性がある」と見通した。 同メディアは、2010年からこのようなデマがあったとも伝えた。 また、ARMが1990年、「アドバンスドRISCマシンズ」という名で発足したジョイントベンチャーからスタートし、当時エイコンコンピューター、VLSIテクノロジー、そしてアップルが一緒に参加したという点をあげて、買収の可能性を予想した。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ